しばらく

しばらく
I
しばらく【暫】
歌舞伎十八番の一。 1697年江戸中村座の「参会名護屋」中で初世市川団十郎が初演。 悪人が善人方を虐げているところに, 荒事役の主人公が「暫く」と声をかけて現れ, 悪人をこらしめる趣向が基本。 毎年の顔見世狂言で上演ごとに筋や「つらね」を新作した。
II
しばらく【暫く】
〔「しまらく」の転。 平安時代, 主として漢文訓読に用いられた語で, 和文では「しばし」が用いられた〕
(1)長くはないが, すぐともいえないほどの時間が経過するさま。 しばし。

「~お待ち下さい」「~して主人が現れた」

(2)少し長く時間が経過するさま。

「~会わないうちにずいぶん大きくなったね」

(3)将来は別として, 今のところ。 ひとまず。

「行為そのものが違法か否かの問題は~おく」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

Игры ⚽ Поможем написать реферат

Look at other dictionaries:

  • Shibaraku — Infobox Play | name = Shibaraku しばらく caption = A Shibaraku scene, Utagawa Kuniyoshi writer = Ichikawa Danjūrō line chorus = characters = Kamakura Gongorō Kagemasa, Kiyohara no Takehira, Prince Kamo Jirō Yoshitsuna, Princess Katsura no mae mute =… …   Wikipedia

Share the article and excerpts

Direct link
Do a right-click on the link above
and select “Copy Link”